影響されやすいので

以前いちえださんのブログで紹介されていたこれを読んでみました。

七回死んだ男 (講談社文庫)

七回死んだ男 (講談社文庫)

ものすごい端折ってあらすじを説明すると、同じ日を複数回過ごせる少年がその日に死んでしまう祖父を助けようと孤軍奮闘するお話。(この説明だと間違っている可能性あり)
自分はこういうミステリ系の小説の展開を読むことが苦手で、今回も見事に謎解きが出来ませんでした。
ちょっとネタバレになるけど、最後の方では弁護士と女性秘書が実は結託していて殺人をしたんじゃないか?という、突拍子もない推理をしてみたり(^^;
非現実的な設定ではあるけれど、最後はきちんと論理的な説明がなされてすっきり読み終えることが出来ました。
まず文章がかなり平易。
かなり軽いので読みやすいのだけれど、言葉遣いが変なのがちょっと気にかかる。
途中のドタバタ劇もおもしろい。
なにより、一応"殺人"が起こっている割には深刻な感じがせず、それ自体も面白く感じてしまった。
自分はこういう"変化球"な小説は大好きですね。
たぶんダメな方にはまったくダメでしょうけど。