練習

Jの神話 (講談社文庫)

Jの神話 (講談社文庫)

ブックオフにてなんとなく購入した本。
もちろん100円だったから購入したわけですがw


全寮制の女子高、キリスト教
どちらも今まで自分が読んできたミステリの中で多く出てきた設定。
この本においても同様の設定がしてあり、この人はミステリ作家であると思っていてそういう感じで読み始めたけれど・・・
読み終わったあとに思ったこと。これってミステリって言えるのか?
前半部分は間違いなくミステリの雰囲気で話が進む。
不可解な死や謎の過去の事件とか。
だけど途中で生物学的な話が出てきてそこから段々と雲行きが怪しくなる。
そして結末は完全にファンタジーっぽくなっている。
それまでの事件について一貫した説明がされることになるけど、やっぱり納得がいかなかった。
してやられた感じではなくて、そんなのありか?って感じがしました。少なくとも自分は。
ただ1つの物語としては面白かった。
結構読みやすかったし。
ミステリからファンタジーへ違和感なくつながっている点は上手いなと思いました。


この話の中では女同士の同性愛的な表現が結構出てきて、何気にそれが話の中心でもあるような気がします。
そういうのがダメな人にはオススメできないですね。
逆に腐女子の方には是非読んでもらいたいですw
ちなみに自分はそういうのはあまり気にしないので普通に読めました。